昨夜、長妻大臣が緊急会見をして「中央社会保険医療審議会(中医協)から日本医師会(日医)からの推薦委員を再任しないこととした」との発表がなされました。
診療報酬を医療側から患者側にとりもどす!みたいな論調の報道もあったのでちょっと訂正と解説を。
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・中医協を日医が牛耳っていたという認識はマスコミや厚労省が作ったイメージで、日医にそんな力はない。
・改定毎に診療報酬を下げられていることからも日医の力の無さ(無為無策)は明白。
・本来は日医はそれに対応する行政単位である「国」と医療を協力しあって日本の医療を向上させるべき。
・しかし日医の幹部はそのような気概はまったくなく、まったくの名誉職になっているし、危機管理能力も皆無。
・むしろその下部組織である郡市部医師会は現場の人間なので、危機感は相当もっている。
・日医はその現場の声も聞こえなくなっている。
・現在の日医会長の唐澤氏は自民→民主となり本来は総辞職するべきなに、次の会長選に出馬表明するというKYぶり!
というわけで、中医協から日医をはずしてお灸を据えて頂くのは大賛成。
そして今回の注目点は診療側の人間を全て排除するのではなく、郡市部医師会の人間が日医の代わりに中医協の委員となった事。
残念ながら長妻大臣はずぶの素人なので、厚労官僚、特に医系技官に丸め込まれてしまうか心配。
どうか今度こそ現場の声が届きますように。
あ、それと勤務医vs開業医っていう構図もマスコミ&厚労省が作り上げたイメージです。
少なくとも病院も診療所もお互いに協力し合っていかなければ(病診連携)、地域医療を完結できない時代です。
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written by incho
ようやく当院にも届きました。まあ2本だけですけど・・・
副反応情報もまだあまりないので、しばらくは様子見ですね。
季節性インフルエンザワクチンは、やはり11月頃から流通がやや改善するようです。
でもインフルエンザと合わせて、助成制度がはじまった肺炎球菌ワクチンの接種も希望される方がおられますが、こちらの流通状況はまだ悪いようです。
written by incho
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インフルエンザワクチンの新規予約はあと残100人分です。
11月になるともう少し入ってくるかと思いますが、あと100名ほどの予約で締め切ります。
接種希望の方はお早めにご連絡ください。
written by incho
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新型インフルエンザの接種方法が13歳以上に関しては「2回接種」ではなく「1回接種」になりそうです。
「2回接種」で7700万人分のワクチンを確保する予定なので、「1回接種」なら余裕で全国民に接種が可能となるでしょう。
今回の新型インフルエンザワクチンは個人の感染拡大ではなく、”集団としての感染拡大防止・重症化や死亡例の減少”を建前としているので、そういう決定となるのでしょうが少々苦肉の策といった感がぬぐえません。
個人的にはインフルエンザワクチンは「1回接種」で十分と考えているのでいいのですが、行政側のインフルエンザワクチン接種に関してはダブルスタンダードとなり、今後どう落としどころとしていくのかが興味のあるところです。
今は”ワクチン接種の優先順位が・・・”とやっていますが、来年の1月下旬頃にはワクチンがだぶついて、希望者はみんな接種している気がします。もっとも小・中学生での流行が凄いので、今から接種しだして厚労省の”集団としての感染拡大防止・重症化や死亡例の減少”にどれほど寄与するのかは疑問です。
written by incho
\\ tags: 新型インフルエンザ
とりあえず公開されている情報だけまとめて書きます。
当診療所では、かかりつけの患者さんで希望者があれば接種することとします。
(接種対象者)
◆優先接種対象者:当初予定より低年齢層が拡大
・ インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者(救急隊員含む)
・ 妊婦、基礎疾患を有する者
・ 1歳から小学校3年生に相当する年齢の小児
・ 1歳未満の小児の保護者、優先接種対象者のうち、身体上の理由により予防接種が受けられない者の保護者等
◆その他の接種者
・小学校4年生から6年生、中学生、高校生に相当する年齢の者
・高齢者(65歳以上、基礎疾患を有する者を除く)
(接種開始時期)
ワクチン接種は10月19日の週から開始。
10月19日から医療従事者。・11月1日から妊婦と基礎疾患(最優先) ・12月から基礎疾患(その他) ・12月10日頃から幼児 ・12月下旬から小学校低学年 ・1月から1歳未満の保護者 1月初旬から小学校高学年、中高校生 となっています。
(ワクチン接種の費用)
・ 1回目:3600円、2回目2550円、合計6150円
※ただし、1回接種でも可となる可能性アリ
written by incho
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昨日、新型インフルエンザワクチンの概要が報道されました。ですが現場には詳細が下りてきていないんですよね。
10/19の週から接種できるとされる医療従事者にしても定義が曖昧ですし、接種医療機関との委託契約をしてそれを公開するだけでも大変な作業です。
本当にあと2週間でできるの??
妊婦証明であるとか、慢性疾患の患者さんにしてもその度合いをどう判断するのか問題山積。
頑張るけど、現場が大混乱していることだけでもわかっておいて欲しい。
written by incho
\\ tags: 新型インフルエンザ
インフルエンザの患者さんはぼちぼちおられます。一時期よりは減ったかな〜という印象ではあります。
でも問題はインフルエンザワクチンですね。
旧来の季節性のインフルエンザワクチンは10月から接種可能ですが、納入数が例年の実績接種数の7割程度しか入荷しないこと。
これは新型インフルエンザワクチンと製造ラインが同じなので、旧来のワクチンの製造数が圧迫されて減少しているからです。
そして新型のワクチンに関しては公式にアナウンスされている情報で確定したものは何もないこと。
優先順位は?価格は?接種回数は?民間医療機関で接種?公的機関で接種?
新型に関してはもうシーズンインしているから、正直「いまさらワクチン接種してもな〜」と個人的には思いますが、あまりに情報が遅いと患者さんを含め医療関係者も混乱します。
インフルエンザ自体、新型だろうが珍しいものではないし(鳥インフルエンザは別ですが)、正直、ネタがなくなったからといってマスコミもあまり煽らないようにしてほしいものです
written by incho
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