10月 30

今日のお昼に税理士さんと話をしていて、色々と話をするなかで「そうそう、今週は患者さんが亡くなったっていう報告が多くて、、、」とお話ししたら、「患者さんが亡くなられたら、やっぱりこう『グッ』と胸にきますか?」と聞かれました。
ああなるほど、一般の方はそう思うかと思ったので、ちょっと書いてみます。

人間の死亡率は100%(いつかは必ず死ぬ)ですし、人の死は一般の方よりは多く見ているわけで、いわゆる「『グッ』と胸にくる」というのはないですね。医者になって初めて患者さんを看取るときに先輩にいわれたのが、「患者さんや患者さんの家族が一番悲しい、だから医療側は絶対に泣いてはいけない。」といわれました。そういうのも医療人としてすり込まれているので、それも心理状況に関係していると思います。

でも無関心かといわれるとそういうわけではなく、やはり心動かされるものはあります。人間一人亡くなっているので、やはりそれは大変なことで残された家族も大変であるのも経験上わかります。そしてその人の死に自分は医療人としてどう関わることができたのか、もっといい関わり方が出来たのではないか、と自問自答します。
そして次の患者さんとの関わり合いにはもうちょっと上を目指そうとは思うのですが、こればっかりは人間としてもっと人生経験を積む必要がありますね。

written by incho


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